全国養鶏経営者会議とは?

 全国養鶏経営者会議(全鶏会議)は、先進的生産者の自主組織として1972年(昭和42年)に設立し、設立50年を超えました。

 近年の養鶏産業を巡る環境は大きく揺れ動いています。特に令和2年以降は配合飼料価格が高騰した他、ウクライナ危機や円安の進行に伴うエネルギー、穀物、生産資材価格等の高騰は収束の気配が見えない上、過去に類を見ないほどの高病原性鳥インフルエンザ多発が追い打ちをかけ、一段と厳しい状況に追われいます。一方で、日本の人口減少による国内消費量の減少が明らかな他、外食チェーンでの卵離れや代替卵の開発という新しい流れも出てきています。アニマルウェルフェアへの対応や海外輸出も含め、これまで以上に経営戦略を練り、その変化に対応しなくてはなりません。

 このような状況の中、我々は、養鶏産業に対する社会的信頼を高め、これからも若い世代が進んで参入する業界としていくため、以下の「全国養鶏経営者会議 基本理念・行動指針」のもと、個々の経営研さんと業界の精力的な活動を展開します。

お知らせ・新着情報

戦後の物価について

(↑クリックすると大きい画像が開きます)

 鶏卵は戦後から今日までの70数年間、価格が変わらず物価の優等生といわれています。
 このグラフは昭和32年から平成7年まで39年間の食品を主にした物価の推移を示すものですが、鶏卵はその後今日までほぼ同じ値段で販売されており、 いかに頑張っているか、よくおわかりいただけると思います。しかし、鶏卵をつくる養鶏家はいま、鶏に与えるエサの猛烈な値上がりで大ピンチ。エサ代が卵の生産原価の5,6割も占めているからです。

 私たち全鶏会議の会員はこれまで「安心・安全」な卵をつくり、これからも続けていきます。
 卵価を少し上げることに、ぜひご理解、ご協力下さい。